168 神籠石

●未開発な穴場

日置市吹上町湯之浦の山中にひっそりと佇む「神籠石(しんごいし)」。
大きな岩が絶妙なバランスで重なり合い、小さなトンネルのような空間を形作っています。

内部には、かつて刻まれた磨崖仏や修験者の名前が残されており、古くから信仰の場として大切にされてきたことがうかがえます。また昔は秋の収穫後に、ここで豊作を感謝をしたりや来年の無事を祈ったりしたそうです。
自然と信仰が融合した、静かな力を感じるスポットです。

ただし神籠石への道のりは簡単ではありません。
登山道や整備された道はなく、地形図や足元を確認してルートを自分で考えながら登る必要があります。踏み跡や緑のロープのある区間も一部ありますが、それに頼りきるのではなく自分でルートを考えた方が安全です。
また登るだけでなく帰る時のことも考えて、登ったルートはしっかり覚えておくようにしてください。
足元は枯れ草や枯れ木が重なり合って滑りやすいため、少しでも危険を感じたら両手両足を使いながら慎重に登ってください。
登山に慣れていない方や体力に不安がある方は複数人で行くことをおすすめします。

挑戦の先に待つ神秘の「神籠石」は自然の息吹と古の祈りを感じる場所です。

■住所:西郷隆盛像(鹿児島県日置市吹上町湯之浦1158付近)向かいの山側から登る
■駐車場なし(西郷隆盛像の横に寄せる)、トイレなし