33 麓の原風景「喜入旧麓」

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喜入旧麓では観光地化された武家屋敷ではなく、1650年代当時のままの薩摩の貴重な麓の原型、旧来の麓を”旧麓”の風景を味わうことが出来ます。中世山城跡の裾の曲がりくねった街道沿いに作られた石垣、そこに流れる水路、そしてその先に「香梅ヶ渕」があります。
中世の山城であった給黎城跡と八幡川の間に位置しています。
平安時代の終わり頃の1180年代に,伊作有道がこの地区に居を構え,姓を給黎(きいれ)と名乗ったと伝えられています。
室町時代の応永18年(1411年)伊集院頼久の所領となったものの,同21年(1414年)島津久豊が肥後球磨の相良氏の援軍を得て頼久を攻め,戦勝しこれを祝して「給黎」を「喜入」に改めたとされています。その後,蒲生氏,喜入氏,肝付氏が領主となり,承応2年に肝付兼屋が居館を琵琶山麓に移すまでの,400年以上もの間,政治の中心的な役割を果たしてきた地区であると考えられています。
”旧麓(もとふもと)”という名称は,肝付氏の居館の移転に際し,”新たな麓”が設けられたことから,旧来の麓を”旧麓”と称するようになったものとみられています。
地区内には,湧水を利用した水路が道路沿いにあり,武家門や生垣,石塀が連なっており,当時のおもかげが今も残っています。また,肝付家歴代墓や香梅ヶ渕,南方神社など自然や歴史を感じることのできるスポットもあります。
駐車場が整備されていない、トイレは近くの公園にある。 23419