●冒険的穴場
南大隅町と肝付町を結ぶ鹿児島県道74号線「内之浦―佐多線」、昨年は豪雨の後であまりにも荒れていて、怖くなり引き返しました。今回はリベンジで行ってきました。
このルートは標高、千メートル近い「稲尾岳」の太平洋沿いの南斜面です。海面から200~300メートル地点を平行に佐多辺塚から肝付町船間まで40キロほどを走行するルートです。
進行方向に向かい左は「稲尾岳」の断崖、右手は断崖の海岸線を真下に見ながら、西日本最大の照葉樹林地帯の中の「何百個ものカーブとヘアピンカーブ」を走行します。(今回はここ74号線を走行するだけで急いでも目的地はないのでのんびり楽しみながら・・・)
佐多辺塚の自衛隊の射撃場を通り過ぎ、県道74号と県道563号線の分岐点がスタート地点。この先、道が急に険しくなるので、天候によりここでUターンする決断もありだと思います。しかし、今日は天気も良いし「鹿児島の新発見ベスト200」のメンバーも同乗してのベストコンデションなのでGO!!です。
「さあー!、コースの中間地点の平家の落人の村『大浦』めざして、出発!」。
「 険道(県道)」に、ちょっとだけ冒険感が増します!」 ここから県道が険道へと変貌してきます。
早速、小粒の落石、落ち葉、木の枝、などが散乱しています。スピードは出せません。右に左にカーブの連続です。
車を降りて落石の除去が必要な場面も、木の枝は車体にひっかかったりパンクの恐れもあるので侮ってはいけません。
土砂崩れの応急処置跡が生々しい。
道路の半分が陥落しているところや落石の跡などがあちこちにあります。
しかし、昨年の荒れた状態を考えると、思っていたより状態は良いようです。
途中、照葉樹林の木立の中からカーテンを急に開けたように眩しい太平洋が出現したり、照葉樹林地帯の木々の自然の造形やコントラストに感動して記念写真を撮ったりと、一時間ほどで「平家の落人の村『大浦』」に到着しました。
平家の落人の村『大浦』の入口は、とても狭いし、坂と急なカーブの難しい道で、入り口を隠してしまえばここに村があるなんてわからない雰囲気の場所でした。
なるほど、平家の落人伝説の里という感じが伝わってきました。しかし「平家の落人の村」という具体的な史跡や案内などは一切なく、住人のおられるような家が1〜2数軒、あとは空き家が数軒と閉校した小さな小学校が静かにたたずんでいました。
ここ中間地点の「大浦」から残り船間へ向かって出発です。
中盤から終盤にかけては、集中力が格段に落ちてきます。
カーブの連続でハンドルを右に左に切り続けて来たので疲れが出てきています。
早速、また小粒の落石、落ち葉、木の枝、などが散乱しています。またまた、右に左にカーブの連続です。
やっと、前方に国道448号線が見えてきました、ゴールは間近。最後はこの高低差を駆け上ってフィニッシュでした。
いや~、疲れました。県道74号線「内之浦佐多線」。まさに秘境険道でした。
安全ではないので「鹿児島の新発見スポットベスト200」に登録だけをして、お勧めはしません!、
冒険心のある方はご自分の判断でどうぞ。以下の点に注意。
1、年間を通じて通行止めが続くので、県大隅地域振興局に聞いてから行く。
2、暗くなるとガードレールが無い所が多いので夕方からの出発は止める。
3、一人では行かない、行く前は家族などにコースを伝えておく。
4、途中の集落は住人の方が住んでおられないように見えても、住んでおられるので 大声を出したり、写真、駐車など非常識な事は禁止。
5、携帯の電波が届きにくいので事故の連絡などは取りにくい。注意が必要。
